2011年08月26日

ヘリクツをつくる

90年代、哲学の世界では有名なソーカル事件というのがあった。

ソーカルという人物が、科学用語や数学用語を適当にならべてチンプンカンプンな嘘の哲学論文を作成し、有名な評論誌に送ったところ、掲載されてしまったという事件である。

『ホレ見てみい! 哲学者はゴタクを並べて世界をわかった気になっているが、実は何もわかってない!』と大騒ぎになった。

まあ、現代の哲学という学問が、それだけ混乱しているということなのだろう。

さて、ITの世界では長年、人間の言葉を理解しあやつれるコンピュータプログラムを研究しているが、うまくいったためしがない。

なんとなくそれらしい会話はできても、どこかぎこちない。それはたぶん、人間には『生活』があるのに対し、コンピュータにはそれがないからだと思う。

さて、ネット上には、デタラメな文章を生成するプログラムが無数に転がっている。

『ヘリクツをこねる』ことに特化したプログラムはいかがだろう。
0138.jpg
最初に『○○は××である』と入力し、ボタンを押せば、そのデタラメな理由を自動生成してくれるというもの。

もちろん単なる遊びのプログラムだが、例のソーカル事件みたいに『ゆーてることは難しくてよくわからんが、なんとなく伝わった』という人が出てくるかもしれない(悪用禁止!)。

ちなみに人間は、リクツ立てて話すよりも、ヘリクツをこねるほうが断然得意である

ところがこれが人間の人間らしいところなのだ。

リクツだけで会話することは不可能に近い。人間が重要視するのは『理解』ではなく『納得』である。筋が通った会話しか許されなくなったら、文学も詩もなくなり、人間は言葉で感動することができなくなってしまうだろう。


たのんます
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